不妊の苦悩の思い出話 と 小振りなグラスのデザイン

菅内閣の政策のひとつとして、少子化対策があります。
その一環として不妊治療の助成金拡大や保険適用にするというのも。

とても喜ばしいことです!
私も、十数年不妊で辛い経験をしました。
なのでよくわかるんです。その辛さが・・・
せめて金銭面だけでも負担が軽くなるのはいいことだと思います。




このニュースに触れると、悩んでいたころのことを思い出します。
今回はちょっぴり思い出話を。。。



結婚は早い方でした。
まだ若かったので、こどもは2~3年くらい二人の生活を楽しんでから♪
望めばすぐにでも授かるもの、なんて高をくくっていたのです。

ところがそうではなかったのです。

あれ???
と思っていたころ、友人たちのベビーラッシュが。

最初のころは「おめでとう!」と素直に言えたのですが、年月が経つにつれ、自分が授からない事への焦りもあり、祝福する気持ちになれなくなっていきました。
しまいには、妬み・僻みの気持ちまで。

このままではイヤな人間になってしまう。
何か夢中になれるものを見つけなきゃ!

手っ取り早くお仕事しよう!
そして思いついたのが、図面を描くお仕事です。

その職につくために、職業訓練校で建築とCADの勉強をし、いくつかの会社で経験を積みながら2級の建築士を取得。新しい3DのCADにも挑戦し、今に至ります。

仕事をすることで、余計なことを考えることは減りましたが、やはりこどもを諦めることはできずにいました。

仕事をしながらいくつかの病院で検査もしましたが、どこへ行っても「異常なし」という診断に。

主人の検査も必要と聞いたときは、なんて説明しようかととても悩みましたが、「実はね・・・」と切り出したところ、あっさり「なんだそんなこと。いいよ。いつ病院行けばいいの」と拍子抜けするほど軽い。めっちゃ軽い。「ご飯どこ行く?」くらいな感じ。
ですが、その軽い口調にどれほどホッとしたことか。

こんなこともありました。
こども好きな人なので「こどもを産んでくれる人と一緒になって」と別れを切り出したときのこと。
これまでにないくらい激怒されました。そして
「こどもが欲しくて結婚したんじゃない。ふたりで楽しく暮らせればそれでいいじゃない」
そう言ってくれた主人に、感謝の気持ちと、こどもを抱かせてあげられな申し訳なさとの感情が溢れかえったことを覚えています。

そんな日々が過ぎていくなかで「遅れている」。
毎月くるべきものが来ない。

妊娠を望んでいたので、基礎体温を毎日測っていました。
なので、妊娠の可能性を知らせるマークがあることも知っていたし、それが表示されていることもわかっていました。
ですが、過去にもそれがついてから数日で・・・ということもあったのでしばらく様子をみていたのです。

ですが、いつもと違う。。。
ダメ元で検査薬で調べてみると・・・!!!

これまで何度か試して、斜めにしたり、目を凝らしてみたりしても見えなかったラインが!
一瞬でくっきりと!!!

やったーーー!!!

どれほど望んでいたことか。
天にも昇る気持ちとはこういうことなのでしょう。

このとき、丁度ゴールデンウィークに入る直前でした。
病院はお休み明けに。

そう思っていた矢先。
今度は地獄に突き落とされるような出来事が。
最愛の祖母が亡くなったのです。

こどもの頃から一緒に暮らしていて、思い出はそれはそれは沢山ありすぎて書ききれない程。

その祖母も、私にこどもが授かるようにと、いつも願ってくれていました。
なので、この妊娠を知ったら喜んでくれたに違いありません。
それを知らせることもできなかったこと、本当に残念でなりませんでした。

お腹の子はきっと祖母の生まれ変わり。
大切にしよう。
そう自分に言い聞かせ、通夜・葬儀を終えたある日のこと。

地獄はまだ続くのです。

出血をしてしまったのです。

・・・。
ダメかもしれない・・・。

病院に行き診てもらうと「切迫流産の可能性がある」とのこと。
絶対安静にするようにと指示があったので、仕事もしばらくお休みすることに。

そして次の診断で、更にショッキングなことを言い渡されました。
「異所性妊娠の可能性がある」
着床する場所が、子宮と子宮頸管の際だったのです。

先生が言うには
子宮頸管で妊娠していた場合、成長し大きくなると、その大きさに耐えきれず破裂し出血多量で死亡する可能性がある。いまのうちに流産させるほうが安全だ。
・・・と。
十年以上待ち望み続けてきたので、そう簡単には諦めきれません。
もう少し様子をみて、どちらで着床してるかわかった時点で判断しては駄目かと聞きました。
大きくなってからだと手術になる。その場合、子宮頸管を傷つけてしまうと大量の出血で命の危険を伴うことになる。
・・・と。
要するに「今流産させる決断をしろ」そういうことなのです。

涙が止まりませんでした。
ううん。そんな可愛いものではないですね。
号泣です。
じゅ・・・じゅう・ねん・・・以上・・・まって・・・や・や・やっと・・・うぅぅ~
そんな私に先生も「気持ちはわかるけど」とちょっと困ったようす。
「じゃあ、午後までにどうするか考えて」
今日決断しなきゃなの。
主人にも一緒に来てもらっていたので助かりました。
一人では受け止めきれず、倒れてたかも💦

数時間で気持ちを落ち着かせ、午後の診察に。
「流産をお願いします」
やっとの思いでそう告げました。

治療室に連れて行かれると、看護婦さんが
「もう大丈夫ですか」
と心配そうに声を掛けてくれました。
午前中の先生と一緒にいた看護婦さんだったようで、号泣を見ていたのでしょうね。
あちゃ。恥ずかしい。
その看護婦さんに、流産をさせる注射を打ってもらいました。

それから、血液検査の数値がゼロになるまで、2ヶ月ほど掛ったでしょうか、注射を打ち続けました。
なにが辛かったかって、待合室での待ち時間です。
同じ曜日に行っているので、診察に来る人も同じ人が多い。
毎回行く度にエコー写真見て「どっちに似てるかな」とか、幸せそうな笑顔や会話が辛くて仕方ありませんでした。
彼女たちは何も悪くないのですが。。。

そんな辛い経験をした数年後、また妊娠の反応が。
でも、やっぱりすぐに流れてしまいました。

私の場合、お腹に留めておくことができないみたいです。
こどもが欲しければ「代理母」しかないのかな。



思い出話が長くなってしまいましたが「不妊」というのはとても辛いことです。
治療をしている人は精神的な部分だけではなく、肉体的にも痛い思いをしています。
今度の制度で少しでもその負担が軽くなればと思っています。

そして
妊娠を望む、ひとりでも多くの人のもとにコウノトリが舞い降りますように。



辛い思いも随分としてきましたが、今振り返ると「それもいい経験だった」と思います。
今のお仕事をするようになって、いろんな会社や沢山の人との出会いがあり、いろんな経験をすることができました。
主婦でいたらできなかったことも多いと思います。
そして、サンドブラストを始めるきっかけも、その中で生まれたもの。

辛いだけではない、沢山の貴重ないい経験ができたと思っています。








さて、気分を変えて!
前回のグラスにシートを貼ったので、その写真をご覧ください。

小振りなグラス

カーブしたライン上に水玉模様を浮かべてみました。

どんな作品になるか楽しみにしていてくださいね♪



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3 Comments

pace  

Re: No title

内緒さま

コメントありがとうございます。
どっぷり「陰(いん)」に浸かっていたときもありますが、今は「せっかくの人生、楽しまなきゃ!」と思えるようになりました(*^^*)
《独り占め》そうですよね( 〃▽〃)
これからも二人で楽しくやっていきたいと思います。
内緒さんのコメントで、更に前向きになれました(*>∀<*)
ありがとうございました。

2020/11/01 (Sun) 09:45 | REPLY |   

pace  

Re: こんにちは!(^^)!

内緒さま

こんばんは。コメントありがとうございます。

内緒さんは優しいお子さんたちに恵まれたのですね🎵
とても羨ましい限りです(*^O^*)
色々なことがあったようですが、今は素敵な人と巡り会えたとのこと。きっと、その方と出会うために辛いことがあったのでしょうね。

これから幸せな毎日を楽しんでくださいね🎵
私も主人と二人の生活、存分に楽しみたいと思います(*^ー゚)

ありがとうございました❗️

2020/10/20 (Tue) 18:34 | REPLY |   

pace  

Re: タイトルなし

内緒さま

こんばんは。
とても温かなコメントをありがとうございました。

内緒さまも流産をご経験されたのですね…。お辛かったことでしょう。
その子の予定日に妊娠がわかったとのこと。
不思議な力を感じてしまいますね。

お世話になった上司から
「あなたを生かすためにおばあちゃんが連れて行ってくれたんだね。」
と言われたときはハッとしました。

生まれることもできなかった命…。
生かされてる私が後ろ向きになってはいけないですよね。
これからも、前向きに楽しく日々を送っていきたいと思います。

内緒さんのコメント、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。

2020/10/16 (Fri) 20:57 | REPLY |   

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